日本も無縁ではない!東アフリカから迫る影!?
どうも、Kakkiです!今、東アフリカではバッタが大量発生し、食糧確保にとって、かつてない脅威になっているのをご存知ですか?
今回はこのことについて気になったので、頑張って虫が嫌いな人でも見れるようにまとめていきたいと思います!
(白いのは全てサバクトビバッタ FAOより)
目次
- 1.東アフリカでバッタ大量発生?!
- 2.どれくらい脅威なのか
- 3.なぜ増えたのか
- 4.バッタに特殊能力が!?
- 5.食糧危機ならバッタを食べればいいのでは?
- 6.日本にも影響!?
- 7.減らす方法は?
- 8.まとめ
1.東アフリカでバッタ大量発生?!
今、東アフリカではサバクトビバッタというバッタが大量発生し、食糧確保にとって、かつてない脅威になっている。
国連食糧農業機関(FAO)によると、ソマリアとエチオピアでは25年に一度、ケニアでは70年に一度と呼ばれる大規模な群れが襲来している。そして、ソマリアでは国家非常事態宣言も発表されるほど、深刻な事態になっているのだ。
2.どれくらい脅威なのか
どれくらい脅威なのか。その脅威さは半端ではなかった…
なんと、1平方キロに広がった大群は、1日で3万5000人分の食料を食い尽くすほどだ。
そして、すでに1900万人以上が餓死に直面している。
FAOは1月、放置すれば東アフリカのバッタの東アフリカのバッタの個体数は6月までに500倍に膨れ上がると警告した。
3.なぜ増えたのか
FAOによると大量発生の発端は、2018年からだそう。アラビア半島に同年5月と10月、サイクロンが上陸。サバクトビバッタの生息地である半砂漠地帯が潤ったことにより群れを結成しながら近隣に移動し、増殖を続けた。
さらに、アラビア半島南部では、イエメンの内戦などがあり、調査や防除をするのが困難となった。
そして、アフリカ東部では不遇が重なった。2019年10月にソマリア北部やエチオピアで洪水が発生、12月にはサイクロンが直撃。この時期は通常ならバッタの餌となる植物が枯れているところだが、大雨で植物は枯れず、バッタの繫殖が止まらくなった。
4.バッタに特殊能力が!?
そして、このバッタ、特徴的なのが、個体の密度によって行動、形態、生理的特徴を変化させる「相異変」という特殊能力がある。
(絵で可愛らしく説明)
普段は大人しい性格で体色は緑や茶色で「孤独相」と言われるが、個体数が増えることによって攻撃的な性格で体色が黄や黒色になり翅が長くなったりする「群生相」となる。
5.食糧危機ならバッタを食べればいいのでは?
バッタを食べて駆除できないだろうか。
現地の人によると「効率よく採集できないでしょうし、殺虫剤を散布しているので食べることは難しいでしょう」とのこと。
6.日本にも影響!?
気候などの問題から、サバクトビバッタが日本にまで飛来してくる可能性は限りなく低いかもしれない。
しかし、今回の大発生は人道危機であるだけでなく、日本にも直接かかわり得る。アジアは中東やアフリカと比べて日本経済により緊密に結びついており、この地域で生産が滞れば、ただでさえ新型コロナでダメージを受けている日本のサプライチェーンは今よりさらに停滞しかねない。
(国際政治学者 六辻さんの記事より)
7.減らす方法は?
バッタは毎日100~150㎞も移動し恐ろしいスピードで繫殖するため、対応が追い付かないそうだ。さらに、農薬が必要だが資金が必要だから増え続けている。
そのため、被害を食い止めるには、新たな群れができるまでに素早い対策をとることが重要とのこと。(FAOより)
8.まとめ
今回は東アフリカで大量発生しているサバクトビバッタについてお話ししました。アフリカで起きているからと言って日本も無縁ではありません。
知っておくことに損はない!
では、また。by,Kakki